木のぬくもりを感じる家具は、どんなお部屋にも優しい雰囲気を与えてくれます。
しかし、自然素材ならではの特徴として「乾燥」や「湿気」、「キズ」などに弱い一面もあります。
せっかく気に入って買った家具だからこそ、長く大切に使いたいですよね。
今回は、日々のお手入れから定期的なメンテナンスまで、木製家具を長持ちさせるコツを詳しくご紹介します。
1,日常のお手入れは「乾拭き」が基本
まず大切なのは、毎日のちょっとしたお手入れです。
基本は柔らかい布で乾拭き。マイクロファイバークロスなど、家具の表面を傷つけない素材を使いましょう。
ほこりをそのままにしておくと、細かい粒子が表面をこすってツヤが失われたりコーティングの劣化につながります。
水拭きが必要な時は、固く絞った布で軽くふいた後、必ず乾拭きで仕上げるのがポイントです。
水分が残ると、木が膨張したり、シミやカビの原因になります。
2,水分と熱は木の大敵!
木製家具の天敵は「水」と「熱」です。
コップの結露や熱いマグカップを直接置くと、白い輪ジミができてしまうことがあります。
防止策としては、
- コースターやランチョンマットを使う
- 熱いものは鍋敷きや耐熱パッドを使う
- 水がこぼれたらすぐ拭く
- 窓際など直射日光が当たる場所を避ける
これだけでも、家具の寿命はぐんと伸びます。
特に冬場は、暖房の風が直接当たらないように配置するのもお勧めです。
3,定期的な「オイルメンテナンス」でツヤを保つ
オイル仕上げの家具は、年に1~2回のオイル塗布で美しさを保てます。
乾燥を防ぎ、木目をしっとり際立たせる効果があります。
▷手順
- 表面のほこりを取り除く
- オイルを少量布につけ、木目に沿って薄く塗る
- 30分ほどなじませた後、乾いた布で余分なオイルをふき取る
使うオイルは、家具専用のオイルや蜜ろうワックスなど自然由来の者が安心です。
オイルを塗るだけで、乾燥してカサついた木がしっとりした質感に戻り、ツヤと深みがよみがえります。
4,定期点検で「ぐらつき」や「ゆるみ」を防ぐ
特にテーブルや椅子などは、長く使ううちにねじやジョイント部分が緩むことがあります。
半年~1年に一度、軽く締めなおしておくと安全で快適に使えます。
また、脚の裏にフェルトを貼ると、床のキズ防止だけでなく家具の安定性もアップします。
5,愛情を込めて「育てる家具」
木製家具は使い捨てではなく「育てる家具」です。
日々のお手入れを重ねることで、表情が変わり、世界に一つだけの風合いに育っていきます。
ちょっとしたキズも、その家具と過ごした時間の証。
長く使えば使うほど、愛着が湧いてくるのが木製家具の魅力です。
快適生活館では、家具の買取、販売もおこなっております。
どうぞお気軽にお問合せくださいね✨
(担当:桶野)